壁の飾り棚で住まいをおしゃれに!設置場所や飾り方のコツ、おすすめ商品を紹介

住まいの壁に飾り棚を設置すると、壁面の空いたスペースを有効活用して空間をおしゃれに演出できます。
家族が集まるリビングルームの壁に設置すれば、お部屋が華やかで明るい雰囲気になるでしょう。
また、キッチンの飾り棚に食器や調理器具を収納すれば、暮らしに必要なアイテムをおしゃれに片づけられることも大きな魅力です。
市販の飾り棚のなかには、壁に穴をあけずに設置できるタイプの商品もあるので、賃貸住宅にお住まいの方でも気軽に取り入れられます。
この記事では、飾り棚のおすすめの設置場所や、ディスプレイでおしゃれに見せるコツを解説します。
飾り棚とウォールシェルフの違い

飾り棚とウォールシェルフは似たような言葉にみえます。
しかし、実際には少し使い方が違います。
意味をきちんと理解しておくと、買うときや設置するときに迷いにくくなるのです。
飾り棚は「飾ることを目的とした棚」という意味で使われることが多いです。
たとえばお気に入りの小物や写真立て、観葉植物などを置くための棚を指します。
名前のとおり、見た目を楽しむ要素が強い棚といえます。
おしゃれな部屋づくりを意識して選ばれることが多いものです。
雑貨屋さんや家具店で「飾り棚」と書かれていれば、インテリアとしての性格が強いものと判断できます。
もし飾り棚という言葉を理解しないまま購入すると、収納力を期待して買ったのに小さな飾り用の棚しか手に入らない、という失敗につながります。
一方、ウォールシェルフは「壁に取り付ける棚」という意味合いが強い言葉です。
海外の言葉をそのまま取り入れた呼び方なので、飾る目的だけではなく、収納を兼ねた棚もウォールシェルフ、あるいはウォールラックと呼ばれます。
雑誌やネットショップなどで「ウォールシェルフ」という名前の商品を見かける場合、飾り棚としても収納棚としても利用できることが多いです。
もしウォールシェルフの特徴を知らずに購入すると、思っていたより大きな収納向けの棚が届き、部屋の雰囲気と合わないということが起きかねません。
まとめると、飾り棚は「見せるための棚」。
ウォールシェルフは「壁に付ける棚」というニュアンス。
どちらも壁を有効活用できる便利な家具です。
意味を取り違えると部屋づくりに合わない商品を選んでしまう恐れがあります。
あらかじめ違いを理解しておくことが、失敗しない選び方につながります。
壁付け飾り棚の種類は3つ

壁付け飾り棚には、以下の3つの種類があります。
- 棚板タイプ
- 収納ボックスタイプ
- 床置きタイプ
それぞれのタイプの特徴を確認してみましょう。
棚板タイプ
壁に棚板を設置するタイプの飾り棚です。
L字型の飾り棚を壁にそのまま取り付けるものや、壁に取り付けた棚受けで棚板を支えるものなどがあります。
シンプルな飾り棚なので、棚に置いたアイテムの存在感が引き立ちます。
収納ボックスタイプ
壁に収納ボックスを設置するタイプの飾り棚です。
収納ボックスの種類には、扉のないものと、扉付きのものがあります。
扉なし・扉付きの収納ボックスをそれぞれ組み合わせて設置してもおしゃれなインテリアになるでしょう。
床置きタイプ
壁沿いの床に置くタイプの飾り棚です。
床に接しているので、ピンや工具などを使うことなく、置くだけで簡単に設置が完了します。
壁に穴をあけられない賃貸住宅で、壁面をおしゃれに飾りたいときに向いています。
壁の飾り棚に使える素材の種類

壁に取り付ける飾り棚にはいくつかの素材があります。
素材ごとに見た目や手入れのしやすさ、耐久性が違うので、特徴を知っておくことが大切です。
木製の飾り棚は温かみがあり、どんな部屋にもなじみやすいもの。
ナチュラルな雰囲気を出せるのでリビングや寝室に合います。
ただし、湿気が多い場所では反りやすく、カビの原因にもなります。
きちんと乾いた布で拭かないと傷みが進み、棚がぐらつく危険も。
ガラス製の飾り棚は透明感があり、物を飾ったときに明るく見えるのが特徴です。
小物や観葉植物を置くと部屋がすっきり見えて、落ち着いた雰囲気になります。
ただし指紋やホコリが目立ちやすく、こまめに掃除をしないと汚れてしまいがち。
また、衝撃に弱いので落下や割れには十分注意する必要があります。
金属製の飾り棚は丈夫で長持ちしやすいです。
モダンな部屋やインダストリアル風の空間に合わせやすく、重たい物を置いても安心です。
しかし表面が冷たい印象になりやすく、置く物とのバランスを工夫しないと殺風景に見えます。
さらに水気が残るとサビが出ることがあり、放置すると取り返しのつかない汚れになってしまうことも。
このように素材ごとの特徴を理解すれば、設置する場所や飾りたい物に合わせて最適な飾り棚を選ぶことができます。
壁の飾り棚を設置するおすすめの場所

壁の飾り棚は、住まいの中でも以下の場所に設置するのがおすすめです。
- リビングルームのテレビ付近
- キッチン
- 廊下や階段
- 玄関
- トイレ
こうした場所に壁の飾り棚を設置すると、住まいをどのように演出できるのか、一つひとつ見ていきましょう。
リビングルームのテレビ付近
リビングルームは、住まいの中でも家族が自然と集まる部屋です。
また、リビングルームは来客をおもてなしする部屋でもあることから、住まいの印象に大きな影響を与えます。
特に、テレビの付近の壁は視線が集まりやすいので、飾り棚を設置しておしゃれに演出するのにぴったりでしょう。
インテリアの雰囲気に合わせて、雑貨・観葉植物・小さな本などを飾るのがおすすめです。
キッチン
毎日家族の食事を作るキッチンは、飾り棚によっておしゃれで心地よい空間になります。
たとえば、飾り棚にお気に入りの食器やキッチン用品を飾りながら収納するのもおすすめです。
キッチンには調理に必要な道具が多いので、飾り棚を活用した「見せる収納」にすることで、きれいな状態で片づけられます。
廊下や階段
住まいの廊下や階段は、部屋と部屋をつなぐ場所であり、スペースに余裕があることも多いでしょう。
空いたスペースにおしゃれな飾り棚を設置することで、雰囲気が明るくなり、通り抜ける度に自然と目がとまるようになります。
季節の花やお気に入りの雑貨などを飾ってみてはいかがでしょうか。
玄関
玄関は、家族が仕事や学校へ出かけるときや、帰るときに必ず通る場所です。
壁の飾り棚を設置してインテリアにこだわることで、気持ちよく外出・帰宅できる空間を演出できます。
気分の切り替えができるように、小さなアート作品やディフューザーなどを飾っても良いでしょう。
トイレ
無機質になりがちなトイレの壁に飾り棚をつけると、落ち着いてリラックスできる雰囲気を作れます。
トイレは壁のコーナーに設置するタイプの飾り棚を取り付けるのにも向いています。
快適な空間を演出するために、小さめの観葉植物や写真などを飾るのもおすすめです。
壁に飾り棚を設置する流れ

壁に飾り棚を設置するときは、以下の流れで作業を進めましょう。
- 費用感を決める
- 飾り棚の設置場所を決める
- 耐荷重や取り付け方法をチェックする
- 設置作業をする
設置する流れについて、一つひとつ見ていきます。
1.費用感を決める
壁に飾り棚を設置する場合、「DIYで設置する方法」と「業者に設置を依頼する方法」があります。
それぞれ必要な費用として以下が挙げられます。
DIYで設置する費用 飾り棚本体の費用+工具の購入費用(持っていない場合)
業者に設置を依頼する方法 飾り棚本体の費用+業者の施工費用
DIYで設置する場合、基本的には本体や材料の費用のみで設置できます。
ただし、設置に必要な工具を持っていない場合は、足りない工具を購入する費用がかかる点に注意が必要です。
工具の購入で数千円程度の出費が生じる可能性があります。
一方、業者に設置を依頼すると1万~3万円程度の施工費用が発生します。
設置にかかる費用や手間を踏まえて、DIYと業者依頼のどちらを選択するか決めましょう。
2.飾り棚の設置場所を決める
続いて、飾り棚の設置場所を決めます。
賃貸住宅の場合は、あらかじめ入居者ガイドや管理規約をよく読み、壁に穴をあけても問題がないかを確認しておくことが大切です。
もし物件のルールで壁に穴をあけられないのであれば、壁に穴をあけずに設置できるタイプの飾り棚を選ぶと良いでしょう。
また、賃貸住宅・持ち家のどちらの場合も、事前に設置場所の導線をしっかりとチェックしておく必要があります。
位置が低すぎたり高すぎたりしないか、日常生活で邪魔にならないかをイメージしながら、壁のどこに設置するかを決めて採寸します。
3.耐荷重や取り付け方法をチェックする
飾り棚の耐荷重によって、飾れるアイテムのサイズ感や個数などが変わります。
購入した飾り棚の商品ページや取扱説明書をよく読んで、耐荷重を把握しておきましょう。
さらに、取扱説明書で取り付け方法をチェックして、DIYでも問題なく作業ができるかを確認します。
特に賃貸住宅の場合は、物件のルールによっては設置できない可能性も。
DIYの場合も業者に依頼する場合も、設置作業前に取り付け方法に問題がないか最終確認を行うようおすすめします。
4.設置作業をする
DIYで飾り棚を設置する場合は、取扱説明書に記載された工具や必要なものを揃えて、手順通りに設置作業を進めます。
壁の飾り棚は高い位置に設置するケースが多いので、安全に配慮して作業することが重要です。
また、設置した飾り棚にアイテムを置くときは、耐荷重の範囲を守るとともに、落下や転倒を防ぐための工夫をしましょう。
たとえば、重さのあるアイテムはできるだけ低い位置に置くようにしたり、アイテムが倒れないよう固定したりすることがポイントです。
壁の飾り棚をおしゃれにディスプレイするコツは?

壁の飾り棚をおしゃれにディスプレイするときは、以下のコツを押さえておくことが大切です。
- 飾る物の色味を揃える・色数を抑える
- 飾る物の高さに変化をつける
- あえて余白を作る
- 掃除とメンテナンスを怠らない
おしゃれにディスプレイするために必要なコツを、一つひとつ確認してみましょう。
飾る物の色味を揃える・色数を抑える
壁の飾り棚をおしゃれに見せる基本は、「飾る物の色味を揃えること」と「色数を抑えること」です。
たとえば、飾る物の色味を「白系」や「青系」のように同じ色相で揃えることによって、全体に統一感が生まれます。
また、色数が多いとごちゃごちゃした印象になりやすいため、飾る物の色数はできるだけ抑えることが大切です。
目安として、飾る物の色数を3色以内にとどめると良いでしょう。
飾る物の高さに変化をつける
棚に飾る物の高さに適度な変化をつけると、空間にリズムが生まれることで、おしゃれな雰囲気に仕上がります。
飾り棚には高さの異なるアイテムを並べて、高低差を作るように意識しましょう。
その反対に、高さが同じくらいのアイテムを並べると、単調な印象になってしまうため注意が必要です。
おしゃれな飾り棚にするために、できるだけ高さに差があるアイテム同士をチョイスするようおすすめします。
あえて余白を作る
横に長さのあるタイプの飾り棚をおしゃれに見せるには、あえて余白を作ることがポイントです。
棚全体に隙間なくアイテムを並べるのではなくて、あえて物を飾らない部分を残して、適度な余白を作りましょう。
余白を残すことで、すっきりとして洗練された印象のインテリアに仕上げられます。
飾る物の数を控えめにして、全体のバランスを見ながら配置してみてください。
掃除とメンテナンスを怠らない
設置した飾り棚をきれいな状態で長持ちさせるために、定期的な掃除とメンテナンスを怠らないようにしましょう。
飾り棚にはホコリが溜まりやすいので、ホコリ取りの掃除が欠かせません。
ホコリ取りは、目安として週に1回程度行うのが望ましいでしょう。
掃除には雑巾や不要なタオルのほか、ホコリを吸着するモップやシートなどの市販の掃除グッズを活用できます。
飾り棚の素材ごとのお手入れのポイントは以下の通りです。
| 木製の飾り棚 | 乾いた布で拭いてきれいにする |
|---|---|
| ガラス製の飾り棚 | 指紋が残らないように拭き取る |
| 金属製の飾り棚 | 水気が残らないように注意する |
木製の飾り棚は湿気を苦手とするため、乾いた布で拭くことがポイントです。
ガラス製の飾り棚は汚れが目立ちやすいので、ホコリを取り除いたうえで指紋や汚れまでしっかりと拭き取りましょう。
金属製の飾り棚は、拭き掃除の後に残った水気がサビにつながるため、乾いた布などで水分をしっかりと吸い取る必要があります。
壁の飾り棚のおすすめ5選
ここでは、住まいをおしゃれに演出してくれるおすすめの飾り棚を5つご紹介します。
お気に入りの小物と一緒に飾ってみてはいかがでしょうか。
1.壁掛け飾り棚ライン70ホワイト ゼロ モデル

どんな部屋にも似合うデザインをお探しの方におすすめの壁掛け飾り棚です。
細部まで美しいラインにこだわった作りとなっており、住まいをスタイリッシュに演出できます。
奥行きの少ないスリムタイプのため、スペースに限りのある空間でも写真や小さな雑貨などを飾れます。
国産のシナ材を使ったシンプルなアイテムで、リビングルーム、廊下、階段、玄関など幅広い場所と調和するのが魅力です。
2.フック付きウォールシェルフ Light ゼロ ウォールナット

フック付きで棚の下に小物をかけて収納できるタイプの飾り棚です。
たとえば、キッチンで使う計量スプーン、スライサー、キッチンバサミといった雑貨を見せながらおしゃれに収納できます。
また、棚の部分は奥行きが広めなので、缶やビンなどを飾ることが可能です。
耐荷重は約5kgとなっています。
クルミ材とウォールナット材の質感を生かしたシックな雰囲気で、デザイン性と実用性を兼ね備えています。
フック付きウォールシェルフ Light ゼロ ウォールナット
3.コーナーシェルフ カドワイドゼロ クリモデル

壁のコーナーを活用して飾れるタイプの、おしゃれなコーナーシェルフです。
トイレのようにスペースが限られている空間を飾りたいときにおすすめします。
2本のピンで壁に固定して設置する仕組みで、ピンの穴が直径約1mmと小さいので、賃貸住宅での取り付けにも向いています。
ちょっとしたスペースに小さな観葉植物を飾るといったように、殺風景になりがちな場所を明るく演出できるのが魅力です。
4.ウォールシェルフ クロス ゼロモデル

コンパクトながらしっかりとインテリアのアクセントになる、おしゃれな雰囲気の飾り棚です。
縦に伸びるラインが印象的なデザインとなっており、小さな雑貨や観葉植物を飾ることで住まいの中に効果的に目を引くポイントを作れます。
玄関や階段のように、壁にアクセントをつけて空間をさりげなく飾りたい場所にぴったりです。
ピンの穴が約1mm弱と極小で目立ちにくいため、賃貸住宅のインテリアにも取り入れられます。
5.コンソールテーブル スリー クルミモデル

壁際の床にそのまま置くだけでおしゃれに飾れる、床置きタイプの飾り棚です。
動線の邪魔にならないスリムな形状のテーブルで、壁際の空いたスペースをおしゃれに飾れます。
床置きタイプの飾り棚は壁に穴をあけずに設置できるので、賃貸住宅でも安心して取り入れられるでしょう。
また、そのまま置くだけなので、壁付け飾り棚の設置作業に不安がある方でも簡単に使えます。
国産のクルミ材を使ったナチュラルな質感のテーブルで、経年変化によってさらに深みのある風合いに仕上がります。
壁の飾り棚(ウォールシェルフ)で空間をおしゃれに演出しよう!

今回は、飾り棚を設置するおすすめの場所や、おしゃれな飾り方のコツ、おすすめの商品などを紹介しました。
飾り棚は、家族が団らんするリビングや、たくさんの調理器具を収納するキッチンなど、住まいのさまざまな部屋で活躍します。
おしゃれにディスプレイするには、飾る物の色味や高さに気を配ることや、配置する際に余白を作ることがポイントです。
また、きれいな状態を保つために、定期的な掃除を欠かさないようにしましょう。
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