フック付きウォールシェルフはどう選ぶ?賃貸OKのおしゃれな商品も紹介

収納を増やしたいけどスペースを取られたくない場合には、フック付きウォールシェルフが向いています。
フック付きウォールシェルフは棚とフックが一体化した飾り棚で、スムーズに整理整頓ができます。
設置方法や素材などデザインが豊富で、インテリアとしても目を引くアイテムです。
この記事では、フック付きウォールシェルフのメリットから選び方、賃貸OKのおしゃれな商品まで詳しく解説します。
フック付きウォールシェルフのメリット

フック付きウォールシェルフは、物を置いたり掛けたりが一台でできる家具です。
フック付きウォールシェルフのメリットとして、次の3つがあります。
- 床のスペースを取らず壁を有効活用できる
- 物の出し入れがスムーズにできる
- 見せる収納としてインテリアになる
以下から、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
床のスペースを取らず壁を有効活用できる
フック付きウォールシェルフは壁を活用できるため、床のスペースを取らない点がメリットです。
床に置かずに部屋を広く見せられ、掃除機をかける際もスムーズです。
たとえば玄関なら、棚に印鑑や小物を置きつつフックに鍵や帽子を掛けるだけで、動線がすっきりします。
狭いスペースや間取りでも収納量を増やせるのがポイントです。
物の出し入れがスムーズにできる
フック付きウォールシェルフは物の出し入れがスムーズにできます。
よく使う物を壁にまとめておけるため、必要な際にすぐに手に取れる点がメリットです。
たとえばキッチンに設置すれば、棚にスパイスを置きフックにお玉やトングを吊るしておくと快適に料理ができます。
床や机に置きっぱなしになりがちな物をさっとフックに掛けるだけで片付けられるため、整理整頓が楽になります。
見せる収納としてインテリアになる
フック付きウォールシェルフは見せる収納としてのインテリアになります。
フックに掛けたアイテムや棚に置いた雑貨などをディスプレイの一部として見せられます。
また、部屋の雰囲気に合わせてフック付きウォールシェルフの素材やデザインを選ぶことで、見せる収納を楽しめる点も魅力です。
フック付きウォールシェルフの取り付け方法の種類

フック付きウォールシェルフには、主に以下4種類の取り付け方法があります。
- しっかり固定できる「ネジ・釘タイプ」
- 穴が目立ちにくい「ピン・ホッチキスタイプ」
- 壁を傷つけない「突っ張りタイプ」
- 手軽に設置できる「シールタイプ」
ここからは、それぞれのタイプについて解説します。
しっかり固定できる「ネジ・釘タイプ」
ネジ・釘で固定するフック付きウォールシェルフは、安定性の高い取り付け方法です。
壁にしっかり固定できるため、重たい鞄やコートなど高い耐荷重が必要な場合に適しています。
取り付け方は、壁の裏にある柱の下地材にネジで直接固定します。
ネジ・釘は比較的穴が大きくなるため、賃貸では原則NGの物件が多いです。
穴が目立ちにくい「ピン・ホッチキスタイプ」
ピン・ホッチキスで固定するフック付きウォールシェルフは、穴が目立ちにくい取り付け方法です。
細いピンやホッチキスの針の穴は小さいため、賃貸でも安心して使えます。
石膏ボードの壁に取り付けられ、鉄骨や柱などの下地がない場所を選んで設置します。
比較的軽量な物に適しているため、耐荷重を守って使うのがポイントです。
壁を傷つけない「突っ張りタイプ」
床と天井で突っ張って固定するフック付きウォールシェルフは、壁を傷つけにくい取り付け方法です。
壁に穴をあけずに使えるため、設置場所を選ばない点が魅力です。
突っ張った柱に棚板やフックを組み合わせて設置し、高さや収納量を調整できます。
突っ張りタイプは高さがあり圧迫感が出やすいため、幅や奥行きを調整したり、部屋の間仕切りとして活用したりする工夫も有効です。
手軽に設置できる「シールタイプ」
シールタイプのフック付きウォールシェルフは、手軽な取り付け方法です。
設置したい場所にシールを貼るだけで固定できるため、穴あけ不要で簡単です。
シールの粘着力で固定するため、耐荷重には限界があり、凹凸や汚れなどのある壁紙には取り付けられない場合があります。
また、シールをはがす際に粘着跡や壁紙の剥がれが残ってしまうことがあるので、壁の材質や使用期間には注意が必要です。
賃貸OK!フック付きウォールシェルフのおすすめ商品
賃貸でも設置できるフック付きウォールシェルフのおすすめ商品として、次があります。
- キーフック&ウォールシェルフ ショート クリ ゼロモデル
- フック付きウォールシェルフ Light ゼロ ウォールナット
- フック付きウォールシェルフ エイチ ゼロ クワモデル
- キーフック&壁掛けフック キーフックプラス 右モデル/左モデル
- 木製フック CURVE(カーブ)クルミ
イオリスペースでは、無垢材を使用した北欧風デザインのウォールシェルフを制作しています。
以下の詳細情報から、ご自身に合った家具がないか、ぜひ探してみてください。
キーフック&ウォールシェルフ ショート クリ ゼロモデル

キーフック&ウォールシェルフの「ショート クリ ゼロモデル」は、鍵が掛けられるフックの付いた壁掛け棚です。
手削りで滑らかなラインに整えており、クリ材の優しい木目が明るい印象を与えます。
幅40cm、奥行き6cmの省スペース設計なので、玄関でも圧迫感が出にくい点が魅力です。
ディフューザーや印鑑を棚に置き、鍵をフックに掛ければ玄関での動線もスムーズになります。
フック付きウォールシェルフ Light ゼロ ウォールナット

フック付きウォールシェルフの「Light ゼロ ウォールナット」は、天板にウォールナット、支え部分にクルミを使った素材のコントラストがおしゃれな壁掛け棚です。
奥行きが12cm、耐荷重は約5kgなので缶やビンなども置けて、フックが付いた実用性の高いデザインです。
たとえばキッチンに設置すれば、フックには計量スプーンやスライサーを掛け、棚にはスパイスやビンなどを置くことができます。
実用性重視の商品ですが、エッジのラインからビス留めの形まで細部のディテールにまでこだわった飾り棚です。
フック付きウォールシェルフ Light ゼロ ウォールナット
フック付きウォールシェルフ エイチ ゼロ クワモデル

フック付きウォールシェルフの「エイチ ゼロ クワモデル」は、クワ材とクリ材の組み合わせによって微妙な色合いの違いが奥行きと深みを生む家具です。
棚下にはフック1本あたり鍵を2本掛けられる仕様で、合計8本の鍵がかけられる玄関に最適なウォールシェルフです。
サイズは幅35cm、奥行き11cmのコンパクトな飾り棚ですが、耐荷重は約7kgあるのでさまざまな物を飾れます。
H字のおしゃれなデザインの商品で、玄関の壁が目を引くフォーカスポイントに変わります。
キーフック&壁掛けフック キーフックプラス 右モデル/左モデル

キーフック&壁掛けフックの「キーフックプラス 右モデル/左モデル」は、鍵だけでなく服や帽子も掛けられるコートフックの役目も兼ねた家具です。
右モデルと左モデルの2方向から選べ、ドアの開閉方向や設置場所に合わせてレイアウトが可能です。
幅50cm、奥行き5cmの細長いラインで、コートフック部分は本体のクルミと色合いの違うラミンを使ったアクセントが魅力です。
玄関に設置すれば、飾りにもなるおしゃれなキーフックとして活躍するインテリアです。
木製フック CURVE(カーブ)クルミ

木製フックの「CURVE(カーブ)クルミ」は、そのまま服や鞄が掛けられる壁掛けフックです。
幅2.3cm、奥行き5.5cm、高さ20cmの単品1本から使えるので、玄関や個室、洗面所など設置場所を自由に選べます。
並べて設置すれば、帽子やストールなどさまざまなアイテムが掛けられる収納場所になります。
石膏ボードに取り付ける際には支持具を使う商品のため、取り付け穴が6mmほどになる点に注意が必要です。
フック付きウォールシェルフを設置する手順

フック付きウォールシェルフを設置するときは、商品ごとに壁や工具が異なります。
そのため、次のように事前に適した取り付け方を確認しておきましょう。
- STEP1:取り付ける壁の材質をチェックする
- STEP2:ピンを壁に差し込んでプレートを固定する
- STEP3:ビスに本体の金具を引っかける
ここからは、イオリスペースのフック付きウォールシェルフ「エイチ ゼロ クワモデル」を例に、以下の手順について解説します。
STEP1:取り付ける壁の材質をチェックする
フック付きウォールシェルフを設置する前に、取り付ける壁の材質をチェックしておきます。
材質の簡単な調べ方として、壁に画びょうを刺して白い粉が付く場合は石膏ボード、何も付かずに深く刺さる場合は壁の内部に柱がある可能性が高いです。
石膏ボードには細いピンで固定できますが、板壁にはネジや釘で直接固定する方法が主流です。
また、コンクリート壁の場合、電動ドリルといった特殊な工具や部品が必要になります。
イオリスペースのフック付きウォールシェルフ「エイチ ゼロ クワモデル」では穴が目立ちにくいピンを使用しており、石膏ボードから板壁まで対応できます。
STEP2:ピンを壁に差し込んでプレートを固定する
壁の材質に適した固定具を使い、ウォールシェルフのベースとなるプレートや金具を壁に固定します。
ピンの場合は金具の穴にピンを差し込み、ネジの場合はドライバーを使って取り付けます。
イオリスペースのフック付きウォールシェルフ「エイチ ゼロ クワモデル」の場合は、付属のプレートをピンで固定する方法です。
STEP3:ビスに本体の金具を引っかける
ウォールシェルフ本体の裏側にある金具を、壁に固定したプレートに引っ掛けるようにして被せて取り付けます。
最後に本体がぐらつかないように、しっかりと固定されているかを確認しておきましょう。
取り外す際は、持ち上げて金具を外すだけなので、模様替えもスムーズにできます。
【部屋別】フック付きウォールシェルフの活用アイデア

フック付きウォールシェルフは、以下のように設置する部屋に合わせて、棚とフックを有効活用できます。
| 部屋 | 活用例 |
|---|---|
| 玄関 | 鍵や小物の整理整頓 |
| リビング | 見せる収納として空間を演出 |
| キッチン | スパイスやお玉など料理用品を収納 |
| 洗面所・ランドリー | タオル掛けや水回りアイテムをまとめる |
| トイレ | ストック棚と小物フックで省スペース活用 |
| 子ども部屋 | ランドセル掛けやおもちゃの片付け |
玄関には棚に印鑑やマスク、フックに鍵や帽子といった定位置に置くことで、忘れ物防止に役立ちます。
リビングでは雑貨や観葉植物を吊るして、おしゃれなディスプレイコーナーとしての演出が可能です。
また、キッチンには料理用品をすっきり収納でき、洗面所・ランドリーは水回りアイテムをまとめられます。
トイレの狭いスペースでもトイレットペーパーのストック棚や掃除道具をフックに掛けて管理するのに便利です。
さらに、子ども部屋に設置すれば、ランドセルやおもちゃの片付けがしやすくなり、整理整頓の習慣を身につけさせられます。
フック付きウォールシェルフは家のさまざまな場所のデッドスペースを活用できるため、収納したい物や部屋の雰囲気に合わせてデザインを選ぶのがポイントです。
フック付きウォールシェルフのよくある質問

フック付きウォールシェルフに関するよくある質問として、次があります。
- 壁が石膏ボードか板かを見分ける方法は?
- どのくらいの重さまで耐えられる?
- 取り付け後の壁の穴は目立つ?
ここからは、各質問に回答していきます。
壁が石膏ボードか板かを見分ける方法は?
フック付きウォールシェルフを設置する際に、壁が石膏ボードか板かを見分けるには、画びょうを刺して判断する方法が簡単です。
壁に画びょうを刺してみて、白い粉が付けば石膏ボード、何も付いてこないが刺されば板、全く刺さらない場合はコンクリート壁である可能性が高いです。
ほかにも、壁を軽くたたいてコンコンと軽く響く音なら石膏ボード、詰まった音なら板壁の傾向があります。
正式に確認するには、下地探知器のセンサーを活用する方法があります。
どのくらいの重さまで耐えられる?
フック付きウォールシェルフの耐荷重は、製品の取り付け方法や壁の材質によって異なります。
たとえば、ネジや釘で壁の柱に取り付けるタイプは、10kg以上の重い物にも耐えられる場合もあります。
石膏ボード用のピンだと、1〜5kg程度の比較的軽い小物を置くのに最適です。
取り付け後の壁の穴は目立つ?
フック付きウォールシェルフを取り付けた後の壁の穴は、使用する固定具の種類によって目立ちやすさが決まります。
石膏ボード用のピンやホッチキスを使用すれば、穴は小さく目立ちにくいため、賃貸可能の商品も多いです。
ネジや釘を使う場合は穴が大きくなりやすく、壁の穴が気になる際は埋められるネジ穴補修材といったアイテムもあります。
ただし、賃貸でネジや釘を壁に使うと修繕費用が発生する可能性があるため注意が必要です。
フック付きウォールシェルフで壁掛け収納をおしゃれに

床をふさがずに収納できるフック付きウォールシェルフは、置く・掛けるを兼用した便利な家具です。
玄関やキッチン、リビングなどさまざまな場所に設置でき、棚やフックを活用したおしゃれなインテリアとして取り入れられます。
飾り棚や壁掛け棚の専門店イオリスペースでは、無垢材を使った北欧風デザインのフック付きウォールシェルフを多数制作しています。
賃貸に取り付けられるウォールシェルフも多いため、部屋の雰囲気や用途に合わせてデザインを選んでみてください。






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