ウォールシェルフでおしゃれな部屋に!飾り方のポイントやおすすめ商品を紹介

カフェやインテリアショップのようなすてきなディスプレイで、インテリアをおしゃれにしたいと、ウォールシェルフの導入を考えている方も多いのではないでしょうか。

実際に、「ウォールシェルフマーケットの洞察」によれば、飾り棚を含むウォールシェルフの世界市場は2024年に35億米ドルと評価され、2026年から2033年にかけて6.1%のCAGRで成長し、 2033年までに58億米ドルに達すると予測されています。

省スペースでおしゃれな空間演出ができるウォールシェルフは、収納アイテムとしてだけでなく、インテリア性を高めるツールとしても注目されています。

しかし、身の回りにあるアイテムを漠然と並べただけでは、なかなか理想的なディスプレイにならず、頭を悩ませるケースもあるようです。

そこで、今回の記事では、おしゃれな空間づくりを実現するためのウォールシェルフの飾り方や、場所別のコーディネート術、おすすめ商品などを紹介します。

ウォールシェルフは部屋をおしゃれに演出するのに効果的

近年、さまざまなタイプが販売されているウォールシェルフは、収納はもちろん、部屋のインテリアをおしゃれに見せたいときにも効果的に使えます。

壁に直接設置するウォールシェルフは、広く空いている空間を活かし、自由な高さで取り付けられるのが特徴です。

周囲から目を引きやすい位置に、独立した空間としてお気に入りのアイテムを飾ることができます。

そのため、ウォールシェルフを利用したディスプレイは、インテリア性の向上に高い効果を発揮します。

ただし、ウォールシェルフは空間に与える影響が大きい分、飾り方による印象の差も出やすいのです。

ディスプレイのポイントを知っておくと、より魅力的でおしゃれな空間がつくれます。

おしゃれな空間をつくるウォールシェルフの飾り方のポイント

ウォールシェルフでおしゃれな空間づくりを実現させるには、飾り方のポイントを押さえておくことが大切です。

ウォールシェルフのディスプレイを成功させるポイントは、以下の5つです。

  • ポイント①:ウォールシェルフを見栄えのよい位置に設置する
  • ポイント②:ディスプレイ全体のシルエットをイメージしておく
  • ポイント③:インテリアにディスプレイのテイストを合わせる
  • ポイント④:ディスプレイのメインカラーを決めておく
  • ポイント⑤:「抜け感」を意識して配置する

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

ポイント①:ウォールシェルフを見栄えのよい位置に設置する

まず、ウォールシェルフを設置する際に、見栄えのよさを考えながら位置を決めましょう。

高さは、人の目線に合わせて調整するのがポイントです。

立った状態で見る場合、人の目線は身長より10~15cm低い位置になります。

ディスプレイを正面に見るには、ウォールシェルフの設置位置はアイテムの下部に合わせるのが理想です。

例えば、30cmサイズのアイテムを飾る場合、ウォールシェルフを目線より更に15cm低く設置すると、ディスプレイ全体が無理なく視界に入ります。

背の高いアイテムを飾る場合は、より低めに設置するとよいでしょう。

また、部屋でくつろいでいるときに目に入る壁に設置するなら、座った姿勢での目線に合わせて高さを決めます。

椅子やソファ、畳など、よく座る場所から見て、近い位置ほど、より低めに調整するのがコツです。

ポイント②:ディスプレイ全体のシルエットをイメージしておく

ウォールシェルフのディスプレイを始めるにあたっては、事前に全体のシルエットをイメージしておくと、おしゃれな空間づくりが成功しやすくなります。

以下は、代表的なシルエットの例です。

  • 長方形
  • 三角形
  • 逆三角形(谷型)

サイズが比較的小さいウォールシェルフの場合、長方形のシルエットが簡単です。

飾るアイテムの高さを揃えるだけで、シルエットを簡単に長方形に整えることができます。

長方形のシルエットはディスプレイが単調になりやすい一面もあるので、サイズが大きめのウォールシェルフの場合は、三角形や逆三角形のシルエットがおすすめです。

もっとも高さのあるアイテムを中央、もしくは両サイドに置いて、きれいなシルエットが形成されるように、ほかのアイテムを配置していきます。

三角形の頂点の位置を左右のどちらかに少しずらすと、こなれた印象に見せられます。

ポイント③:ディスプレイのテイストをインテリアに合わせる

おしゃれな空間を無理なくつくるために、ウォールシェルフのディスプレイは、インテリアの方向性にテイストを合わせることを意識しましょう。

たとえば、北欧風のインテリアなら、自然素材のグッズを中心に置くのがおすすめです。

モダンでスタイリッシュなインテリアなら、クールな画像のポスターや写真を取り入れるのが効果的です。

インテリアとテイストを合わせたグッズをいくつか選んで飾ることで、ディスプレイが周囲と違和感なくなじみ、おしゃれな雰囲気づくりに貢献します。

ポイント④:ディスプレイのメインカラーを決めておく

ウォールシェルフの飾り方では、メインカラーを決めておくのも、おしゃれな空間づくりに役立つポイントです。

たとえば、すてきなグッズをたくさん集めても、あまりに色がバラバラだと、散漫な印象になってしまいます。

逆に、ディスプレイグッズの色をある程度絞っておくと、すっきりとした雰囲気にまとまります。

ディスプレイに取り入れるメインカラーは、多くても3色までに抑えてみてください。

あるいは、2色をメインにして、目立つ色や反対色をアクセントカラーとして差し込むのも、おしゃれに見せるテクニックとしておすすめです。

ポイント⑤:「抜け感」を意識して配置する

おしゃれでセンスのあるインテリアを目指すのなら、ウォールシェルフのディスプレイグッズは、「抜け感」も頭に置いて、配置しましょう。

アイテムを詰め込みすぎず、あえて余白の空間をつくることで、抜け感のあるディスプレイになります。

たとえば、三角形のシルエットをつくるにしても、アイテムをずらりと横並びにすると間隔が狭くなり、雑然とした印象や圧迫感を与えてしまうかもしれません。

そこで、高さやテイストの似たアイテムでグループをつくり、奥行きも利用しながらグループ同士の間隔を広く取るようにすると、抜け感が出ます。

それぞれのアイテムの魅力も際立つうえに、より洗練されたおしゃれな印象になります。

ウォールシェルフのディスプレイをよりおしゃれにするグッズのヒント

ウォールシェルフでおしゃれなディスプレイをしたくても、具体的に何を置けばよいのか、迷っているという方もいるかもしれません。

ここでは、ウォールシェルフのディスプレイをよりおしゃれにするヒントとして、人気のグッズの例と特徴を紹介します。

グッズ
特徴
観葉植物・生花 インテリアやウォールシェルフの種類にかかわらず、相性よく飾れる
自然のままの姿が美しく、季節感も取り入れられる
ドライフラワー 優しいニュアンスカラーで、やわらかな雰囲気をつくれる
水やり・水替えの手間がかからず、長期間楽しめる
洋書・海外雑誌 美しく凝ったデザインやフォントの本の表紙を飾るだけでおしゃれ
背表紙を向けて何冊か並べたり、横に寝かせたりと、飾り方に変化を付けられる
ポスター・ポストカード 自分好みのアーティストの作品など、嗜好性を表現できる
フレームの素材を工夫して、インテリアと調和させやすい
アンティーク雑貨 ノスタルジックな風情や異国情緒のあるディスプレイができる
レトロ感、アンティーク感のあるインテリアにも似合う
アロマグッズ 香りだけでなく、見た目のデザインにこだわったおしゃれなグッズが多い
ディフューザーやキャンドル、ガラス容器・陶器など、形状や素材の種類が豊富
アクセサリー 貴金属や宝石などを飾って、華やかさやキラキラ感を出せる
ケースやスタンドなどを使って、ショップのようにおしゃれなディスプレイができる
フィギュア・ぬいぐるみ カラフルで、温かみのあるディスプレイになりやすい
自分が心惹かれる作品やブランドなどの世界観を表現できる
動物モチーフのオブジェ かわいらしく、ほほえましい雰囲気のディスプレイになる
北欧風のインテリアと相性がいいアイテム

悩んだときは、上記のアイテムのなかから気になるものを取り入れてみてください。

ウォールシェルフでどの部屋もおしゃれに!場所別のコーディネート術

ウォールシェルフは、設置する部屋に応じた飾り方をすると、インテリア性も機能性もよりアップします。

場所別のちょっとしたコーディネート術を紹介するので、参考にしてください。

リビング

リビングにウォールシェルフを設置する場合は特に、インテリアとの調和を重視してコーディネートしましょう。

おしゃれな雰囲気にするなら、デザイン性の高い雑貨やアート作品、本などを中心に飾るのがおすすめです。

あいだに観葉植物を置くと、目に優しく家族やゲストがくつろぎやすい空気感になります。

ディスプレイのシルエットに変化を付けたいのなら、葉やつるが垂れさがるグリーンを取り入れると、趣のある効果を生みます。

キッチン

ウォールシェルフをキッチンに設置する場合、新しく増えた場所を収納に活かしつつ、快適に作業できるおしゃれな空間づくりも叶えたいところです。

お気に入りのブランドの食器や、しゃれたパッケージの紅茶・コーヒーなど、使う頻度が高くデザインにも優れたアイテムを選んで配置しましょう。

調味料を並べるのなら、シリーズやセットのスパイスボトルに詰め替えておくと、統一感が出ます。

ローズマリーやミントなどのハーブをいくつか置くと、料理に使えるうえにおしゃれです。

玄関

玄関にウォールシェルフを取り付ける場合、華やかさと実用性を兼ねたコーディネートを意識しましょう。

帰宅した家族や訪れたゲストを出迎えるように、印象的なアート作品やオブジェ、アロマグッズなどを置くのがおすすめです。

また、観葉植物のほか、季節の花を飾ると、華やいだ雰囲気になります。

外出時に持ち出す鍵やマスクなどは、おしゃれなボックスやトレイにまとめておくと、見た目もすっきりとするうえに便利です。

トイレ・洗面所

どちらかというと小スペースのトイレ・洗面所に設置するウォールシェルフは、コーナーを活かすものがおすすめです。

奥行きを利用して立体感のあるディスプレイをすると、コンパクトでもおしゃれな空間づくりができます。

掃除用のスプレーボトルはシンプルなものに詰め替えたり、タオルはくるくると丸めたり、収納するアイテムもちょっと手をかけると、生活感が隠せます。

多肉植物やサボテンを並べるとかわいらしい雰囲気になりますが、時折日光に当てることを忘れないようにしましょう。

【部屋別】おしゃれなウォールシェルフのおすすめ商品5選!

株式会社イオリスペースでは、無垢材を加工したナチュラルでおしゃれなウォールシェルフを製造・販売しています。

利用する場所はもちろん自由ですが、ここでは一例として部屋別におすすめの商品を紹介します。

【リビング】タナプラス150ホワイトモデル

タナプラス150ホワイトモデルは、棚の厚みの変化や棚受けの形状にもこだわった、繊細なデザインが美しいウォールシェルフです。

約1mmのピンを利用して簡単に設置できるのに、耐荷重は10kgあるので、本や観葉植物なども自由に置けます。

国産のシナ材を素材としたホワイトモデルは、木目がきれいに映える明るい色合いで、モダンなリビングの白い壁にもピッタリです。

みんなの集うリビングを、おしゃれでくつろげる空間に変えるのに役立ってくれます。

【キッチン】壁掛け棚フック付きウォールシェルフ Light-nutsモデル

Light-nuts (ライトナッツ)モデルは、棚板の下にフックが付属しているウォールシェルフです。

キッチンで置き場所に悩みがちな調理道具などを、フックに掛けたり棚のうえに置いたりして、スタイリッシュに収納できます。

素材に採用しているのは、優しいブラウンのクルミ材と深みと高級感のあるウォールナット材です。

2種類の色合いの違いで、メリハリの効いたおしゃれなデザインに仕上がっています。

キッチンでの毎日の作業を楽しく彩ってくれる製品です。

【玄関】キーフック・ショート クルミ ゼロモデル

キーフック・ショート クルミ ゼロモデルは、キーフックと飾り棚の両方の機能を兼ね備えている、玄関にちょうどよいウォールシェルフです。

コンパクトながら、ナチュラルな素材感と優しいフォルムがさりげなく目を引きます。

フックにはそれぞれ2つの溝があり、合計で8つの鍵が掛けられる仕様です。

棚のうえにも、直線状に溝が刻んであり、ポストカードなどの薄いものを飾りたいときには、フレームがなくても気軽に立てかけられます。

【トイレ】コーナーウォールシェルフ カド・ビッグ ゼロクリモデル

カド・ビッグ ゼロクリモデルは、トイレなどの狭いスペースにも設置しやすいコーナーウォールシェルフです。

棚の前面はゆるやかなカーブを描いていて、中央部と端で変化のある奥行きを、個性あるディスプレイに活かすことができます。

棚だけでなく、脚部のデザインにもこだわっており、シャープなフォルムは下から見てもおしゃれです。

コーナーウォールシェルフは、サイズ違いや素材違いの製品も豊富に揃っています。

【洗面所】LAIN(ライン)30オークゼロモデル

LAIN(ライン)30オークゼロモデルは、洗面所のほか、階段下やトイレなどのちょっとしたスペースに取り付けやすい、コンパクトなウォールシェルフです。

棚端には穴が開けてあり、付属の試験管を差し込んで、可憐な花や植物を活けることができます。

飾り気のなかった壁に、かわいらしさや華やぎをもたらすことで、おしゃれなフォーカルポイントをつくれます。

壁に大きなキズをつけないピン2本のみで設置できるので、賃貸の部屋にもおすすめです。

おしゃれなウォールシェルフ選びで知っておきたい注意点

おしゃれなインテリアコーディネートに活用できるウォールシェルフですが、選ぶ際には知っておきたい注意点もあります。

見た目だけでなく、以下2点をチェックしておくことが大切です。

  • ディスプレイに必要十分な耐荷重があるか確認しておく
  • 賃貸の部屋ではネジ・クギで設置するタイプは避ける

以下で、詳しく解説します。

ディスプレイに必要十分な耐荷重があるか確認しておく

ウォールシェルフを購入する前に、商品の耐荷重を必ず確認するようにしましょう。

たとえば、5kg、10kgなど、各商品で耐荷重は異なります。

耐荷重の確認が曖昧だと、いざ設置してから置きたいものが置けなかったり、知らずに耐荷重を超えるものを置いて壁に負担がかかったりするかもしれません。

場合によっては、ウォールシェルフが落下し、せっかく並べたおしゃれなグッズが破損することも考えられます。

耐荷重もしっかり認識したうえで、計画的な設置とディスプレイを進めましょう。

賃貸の部屋ではネジ・クギで設置するタイプは避ける

賃貸の部屋にウォールシェルフの設置を検討している場合は、ネジ・クギを利用するタイプを避けましょう。

ネジ・クギを使ってウォールシェルフを設置すると、壁に穴が開いてしまうため、部屋を退去するときにトラブルとなりかねません。

ウォールシェルフには、ピンやホッチキス、シールなど、壁に大きなキズを付けずに取り付けられるタイプも多く販売されています。

賃貸には、ネジ・クギ以外のタイプを選ぶようにしてください。

おしゃれなインテリアコーディネートにウォールシェルフの活用を!

今回の記事では、おしゃれな空間づくりにウォールシェルフを活用するシーンで役立つ情報をお伝えしました。

飾り方のポイントを押さえ、ウォールシェルフの設置やディスプレイを計画的に進めることで、理想的な空間や部屋のコーディネートが実現できます。

また、商品選びでは、耐荷重や設置方法も忘れずに確認することが大切です。

株式会社イオリスペースでは、さまざまなインテリアと調和しやすく、親しみやすい自然素材を加工してウォールシェルフをつくっています。

紹介した5点のほかにも、多彩なタイプを用意しているので、設置したい場所に合わせた選択が可能です。

ナチュラルでおしゃれなウォールシェルフを探している方は、ぜひ一度チェックしてみてください。