ウォールナット材のウォールシェルフの魅力は?シックでおしゃれな商品も紹介

ウォールナットは、木製ウォールシェルフに使われる素材のなかでも、人気の高い木材の一つです。

木製のウォールシェルフと一口にいっても、木材の種類によって仕上がりの色合いや雰囲気は違ってきます。

素材となる木材にはさまざまな種類があるため、ウォールナット材の名はよく見かけるものの、特徴やほかの木材との違いがよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、ウォールナット材を使ったウォールシェルフの魅力について解説し、おすすめのおしゃれな商品も紹介します。

ウォールシェルフの素材に使われるウォールナットとは?

ウォールナット材は、住宅の建具や家具、そしてウォールシェルフにも使われる人気の木材です。

まずは、ウォールナットがどのような木材なのかを簡単に紹介します。

世界三大銘木の一つ、ウォールナットの特徴

ウォールナットは、チーク・マホガニーとともに、良木として価値を評価されている「世界三大銘木」の一つです。

主な産地は北アメリカで、自生している木が長い年月をかけてゆっくりとまっすぐに成長していきます。

そのため、木目が整然として美しく、硬さがあり衝撃に強いのが特徴です。

また、ウォールナットならではの魅力として、濃く深みのある色合いをしています。

伐採までに時間がかかることや独特の美しさが、希少性を高めています。

ウォールナットは長く世界で愛され、格調の高い歴史的建築物の内装や調度品にも使われている高級木材です。

家具で主に使われるのは「ブラックウォールナット」

ウォールナットは、クルミ科クルミ属に分類される樹木です。

クルミ科樹木の多くの種類のなかでも、住宅や家具の分野でウォールナット材といえば、主に「ブラックウォールナット」を指します。

ウォールナットをそのまま日本語に訳すとクルミですが、木材の名称としては「ウォールナット=クルミ」ではありません。

日本でクルミと呼ばれているものは、国産のオニグルミなど、アジア産のクルミ材を指すのが一般的です。

ウォールナットとクルミは、同じクルミ科クルミ属の樹木であっても、色や硬さなどの性質は異なり、木材としては別のものになります。

ウォールナット材を使ったウォールシェルフを選ぶメリット

数ある木材のなかでも、ウォールナット材を素材にしたウォールシェルフを選んで設置することには、主に4つのメリットがあります。

  • 深みのある色合いで高級感がある
  • 経年変化を楽しめる
  • キズが付きにくく耐久性に優れる
  • 表面がなめらかで手触りがよい

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

深みのある色合いで高級感がある

ウォールナット材のウォールシェルフは、濃く深みのある色合いで、家具として高級感があるのがメリットです。

ウォールナット材はブラックウォールナットと呼ばれているように暗褐色で、やや紫を帯びた独特の美しい色合いをしています。

また、元々まっすぐ上に成長する性質の樹木なので、木目がきれいに整っているのも特徴です。

ウォールナット材の魅力的な色調と木目が、ウォールシェルフを設置した空間にも、重厚感や上質感のある落ち着いた雰囲気をもたらしてくれます。

経年変化を楽しめる

ウォールナット材のウォールシェルフは、長く愛用することで、経年変化を楽しめるのもメリットです。

ウォールナット材の濃く深みのある色合いは、時を経るごとに黒や紫が抜けていき、次第に明るく軽快なブラウンへと変わっていきます。

一般的な木材は経年変化で色が濃くなりますが、ウォールナット材は逆です。

木材の経年変化は紫外線の影響なので、ウォールシェルフの設置場所によっても経年変化の様子は異なります。

少しずつ変化する風合いを、我が家ならではの味わいとして楽しめます。

キズが付きにくく耐久性に優れる

ウォールナット材を用いたウォールシェルフは、丈夫でキズが付きにくく、耐久性にも優れています。

ウォールナットはゆっくりと成長する性質により、密度が高く硬いためです。

温度・湿度の変化にも影響を受けにくいので、年間を通して歪みや反り、割れなどが生じにくく、安定しています。

衝撃にも強いので、住宅建材や家具のほか、ライフル銃の銃床や楽器にも使用されているほどです。

ウォールシェルフの収納物やディスプレイを頻繁に入れ替える場合も、安心して作業ができ、長期間にわたって愛用できます。

表面がなめらかで手触りがよい

ウォールシェルフの表面がなめらかで、手触りがよいのも、ウォールナット材を選ぶメリットです。

ほどよく油分を含むウォールナット材は、見た目に自然なツヤがあるだけでなく、手で触ったときに心地よさを感じられます。

ザラザラ感やベタベタ感がなく、つい触りたくなるようなサラリとした質感です。

日常的にウォールシェルフにものを置いたり飾ったりする作業も、快適にできます。

ウォールナット材を使ったウォールシェルフを選ぶデメリット

一方、ウォールナット材のウォールシェルフの設置には、デメリットもあります。

主なデメリットは以下の2つです。

  • 木材の種類のなかでも価格が高めになる
  • ホコリや汚れ、シミなどが付くと目立ちやすい

ウォールナット材のウォールシェルフを検討するなら、デメリットも踏まえたうえで、進めていきましょう。

木材の種類のなかでも価格が高めになる

ウォールナット材を使用したウォールシェルフのデメリットの一つは、木材の種類のなかでも価格が高めになってしまうことです。

ほかの木材のウォールシェルフと同じ感覚で価格を考えていると、予算オーバーするケースも考えられます。

ウォールナットは人気がある反面、樹木の成長は遅く、希少性が高いことから、価格が高くなりがちです。

また、ウォールナットの多くは北米産で、輸入する際の輸送料や関税といったコストがかかるのも、価格が高くなる要因です。

ホコリや汚れ、シミなどが付くと目立ちやすい

ウォールナット材のウォールシェルフを選ぶと、ホコリや汚れ、シミなどが付いた際に目立ちやすいのもデメリットです。

ウォールナット材は暗褐色の濃い色合いが魅力的な反面、白っぽいホコリやシミがあると目に付きます。

定期的な掃除を怠ると、本来は高級感のあるウォールシェルフも、清潔感を損なって見えることがあります。

ウォールナット材のウォールシェルフを美しい状態に保つには、日常的な清掃やメンテナンスを心がけることが大切です。

ウォールナット材のウォールシェルフを選ぶときのポイント

ウォールナット材を気に入ってウォールシェルフの購入を検討するのなら、以下4つのポイントに着目して選ぶのがおすすめです。

  • 無垢材と集成材の違いを踏まえて選ぶ
  • 目的に合わせてタイプやデザインを選ぶ
  • スペースに対しバランスのよいサイズを選ぶ
  • 耐荷重をきちんと確認したうえで選ぶ

各ポイントについて、詳しく見ていきましょう。

無垢材と集成材の違いを踏まえて選ぶ

ウォールナット材を含め、木製のウォールシェルフを選ぶ際には、無垢材と集成材の違いを踏まえておくのがポイントです。

無垢材は、丸太の木から切り出したもので、その一枚板をウォールシェルフの形に加工していきます。

無垢材のウォールシェルフは、木の断面をそのまま活かした、本物感のあるナチュラルな風合いが魅力です。

一方、集成材は、表面など一部のみにウォールナット材を使い、別の木材につないだり貼り合わせたりして板状にしたものです。

ウォールナットらしさがありながらもコストが抑えられ、価格は比較的安くなります。

無垢材と集成材の違いを知っておくことで、思い描いたイメージと予算に合ったウォールシェルフが選べます。

目的に合わせてタイプやデザインを選ぶ

同じウォールナット材を素材としていても、ウォールシェルフのタイプやデザインはさまざまです。

ウォールシェルフを取り入れる目的に合わせて、タイプやデザインを選びましょう。

ウォールシェルフの代表的なタイプでは、棚がシンプルな板状のオープンタイプや、箱型になって閉じているボックスタイプなどがあります。

また、雑誌を置けるマガジンラックも、壁に直接設置できるものは、ウォールシェルフの一種です。

「ディスプレイで空間を華やかにしたい」「収納物を隠したい」「雑誌や本を置きたい」など、あらかじめ目的を明確にしておくと、自宅にちょうどよい製品が選べます。

スペースに対しバランスのよいサイズを選ぶ

ウォールシェルフは、設置を予定しているスペースに対して、バランスのよいサイズにするのも、選ぶときのポイントです。

広いリビングや狭い階段下など、取り付けたい壁の幅を測っておき、ちょうどよいウォールシェルフのサイズを検討しましょう。

測らずに大体の感覚で、壁の幅いっぱいのウォールシェルフを選ぶと、空間に圧迫感が生じることがあります。

特に、ウォールナット材は重厚感の出る色合いなので、周囲のインテリアとのバランスには注意が必要です。

耐荷重をきちんと確認したうえで選ぶ

購入するウォールナット材のウォールシェルフを決定する前に、耐荷重をきちんと確認しておくのも、大事なポイントです。

似た雰囲気のウォールシェルフでも、商品によって意外と耐荷重には差があります。

耐荷重を見逃すと、設置後に予定していたものを置けなかったり、知らずに耐荷重を超えるものを置いてウォールシェルフや壁に負担をかけたりといった失敗につながります。

場合によっては、ウォールシェルフが落下することや思い出の品物が破損することもあるので、事前の耐荷重のチェックは大切です。

ウォールナットを素材にしたシックでおしゃれなウォールシェルフ5選!

ここからは、ウォールナットを使ったシックで洗練されたデザインのウォールシェルフを5点ご紹介します。

いずれも株式会社イオリスペースが取り扱う無垢材を使用した商品で、職人が一つひとつ丁寧にハンドメイドで仕上げています。

ウォールシェルフゼロ40ウォールナット

ウォールシェルフゼロ40は、ちょっとした収納にもディスプレイにも使いやすいサイズの製品です。

オープンタイプのシンプルな形ながら、棚や棚受けは端を細くしてデザインにおしゃれな変化を付けており、殺風景だった壁に趣を加えることができます。

ウォールナットの高級感に惹かれつつ、重くなりすぎない雰囲気にしたい、と考えている方にはぴったりのウォールシェルフです。

ピンで簡単に設置でき、賃貸の部屋にも気軽に取り入れられます。

ウォールシェルフゼロ40ウォールナット

コンパクトウォールシェルフ スポット(SPOT)ゼロ ウォールナット

スポット(SPOT)ゼロは、わずかな空間を無駄なく活かせるコンパクトなウォールシェルフです。

無垢材ならではの木目が美しく、小さくても抜群の存在感を発揮します。

棚のうえの溝にポストカードやアートを立てかけたり、お気に入りのオブジェを置いたりと、使い方は自由自在です。

ウォールナットの落ち着いた風合いは、観葉植物や生花の鮮やかなカラーを際立たせてくれます。

複数のウォールシェルフを高さ違いで取り付けると、ディスプレイに変化を持たせることができます。

コンパクトウォールシェルフ スポット(SPOT)ゼロ ウォールナット

コーナーシェルフ カドワイドゼロ ウォールナット

トイレや洗面所などの狭い部屋の角を有効に利用したいのなら、コーナーシェルフがおすすめです。

ウォールナットの無垢材を加工したウォールシェルフは、生活感のある空間も、シックで上品な雰囲気に変えてくれます。

やわらかなカーブとシャープなエッジを融合させたデザインで、シンプルなディスプレイでも目を引くインテリアのアクセントになります。

壁への固定はピン2本のみで行い、取り付けも取り外しも簡単です。

コーナーシェルフ カドワイドゼロ ウォールナット

ウォールシェルフ&一輪挿し 【I shelf アイシェルフ ゼロ ウォールナット】

身の回りにいつも植物を飾りたい方にぴったりなのが、ウォールシェルフ&一輪挿しです。

左右非対称の棚の端には、ガラスの試験管が装着できるようになっており、好みの草花を、茎が棚をつらぬくような形で飾ることができます。

棚の奥行きに変化があるため、テクニックを難しく考えなくても、自然と見映えのよいディスプレイになります。

ウォールナットの上質感に、丸みのあるデザインで軽やかさも加わった、粋なウォールシェルフです。

ウォールシェルフ&一輪挿し 【I shelf アイシェルフ ゼロ ウォールナット】

壁掛け飾り棚ライン90ウォールナット ゼロ

ライン90は、ロングかつスリムなウォールシェルフです。

奥行き5cmの棚にはまっすぐ横方向に溝があり、写真やアート作品などを並べて飾れます。

ウォールナットの深みのある色合いでしっかりとした存在感がある一方で、空間への圧迫感は抑えられる商品です。

広々としたリビングの壁を自分好みに装うのはもちろん、狭い廊下や玄関を通行の邪魔になることなく華やかに彩るのにも向いています。

壁掛け飾り棚ライン90ウォールナット ゼロ

ウォールナット材のウォールシェルフに関するよくある質問

最後に、ウォールナット材のウォールシェルフに関する、よくある質問にお答えします。

後悔なくウォールシェルフを取り入れるために、疑問を解消しておきましょう。

ウォールナット材はくるみ材とは別の木材?

はい、ウォールナット材は、クルミ材と呼ばれているものとは、別の木材です。

ウォールナット材が深みのある暗褐色なのに対し、クルミ材は温もりのある明るい茶色で、印象が大きく異なります。

シックで落ち着いた雰囲気にしたいときはウォールナット、軽やかでナチュラルな雰囲気にしたいときはクルミのウォールシェルフを選ぶとよいでしょう。

ウォールナットとオークならどちらを選ぶべき?

ウォールナットとオークでは、ウォールシェルフの見た目や雰囲気が違います。

どちらの木材も耐久性に優れた高級木材である点は共通していますが、違っているのは色合いです。

ウォールナットは黒味がかったブラウンで落ち着きと品のあるインテリアに似合い、オーク材は明るいブラウンで幅広いインテリアに合わせやすい木材です。

ウォールナット材とオーク材で迷っているのなら、好みやインテリアを考慮のうえ、選んでみてください。

ウォールナット材のウォールシェルフに経年変化はある?

ウォールナット材のウォールシェルフにも経年変化が見られ、長期間の使用により愛着が増す要因の一つです。

多くの木材は経年変化で色合いが濃くなりますが、ウォールナットの場合は一般的に、色合いが徐々に明るくなっていきます。

ただし、紫外線の当たり方に偏りがあると、経年変化による色合いもムラが生じてしまうので、方角や窓の位置を意識して設置場所を決めましょう。

ウォールナット材のウォールシェルフは賃貸にも設置できる?

はい、ウォールナット材のウォールシェルフのなかには、賃貸の部屋に設置できるものもあります。

賃貸の部屋に取り付ける場合は、ウォールシェルフの設置方法を確認し、壁に大きなキズを残さないタイプを選びましょう。

クギやネジではなく、細いピンやホッチキス、シールなどを使って設置するウォールシェルフなら、賃貸の壁にも問題なく取り付けられます。

ウォールナット材のウォールシェルフを取り入れて上質感のある部屋に!

今回の記事では、種類の多い木材のなかでもウォールナット材にスポットを当て、ウォールナット製のウォールシェルフの特徴や魅力、選ぶときのポイントなどを解説しました。

世界三大銘木の一つでもあるウォールナットは、美しく品のある濃い色合いが特徴です。

ウォールナット材のウォールシェルフを設置することで、シックで上質感のある部屋へと手軽に雰囲気を変えられます。

イオリスペースは、無垢材のよさを活かした、シンプルでおしゃれなウォールシェルフを製作している家具工房です。

記事内で紹介した5点以外にも、大小さまざまなウォールナット材のウォールシェルフを取り揃えています。

長く愛用できるものを探している方は、ぜひチェックしてみてください。