飾り棚に使える家具は?選ぶときのポイントとおしゃれな商品5選を紹介

室内に置く家具のなかでも飾り棚は、思い思いのディスプレイを施して、インテリアのアクセントにしたり、空間をおしゃれにしたりすることに、大いに力を発揮します。

一口に飾り棚といっても、利用できる家具のスタイルはさまざまです。

雑貨やアートを飾りたい、生活空間をおしゃれにしたいという思いがあっても、実際にどのような飾り棚を選べばよいか、あれこれ迷うことも多いでしょう。

そこで、今回の記事では、飾り棚として利用できる収納家具の種類や特徴、選ぶときのポイントを解説し、おすすめのすてきな飾り棚5選も紹介します。

飾り棚は室内の装飾もできる収納家具の一種

飾り棚とは家具の種類の一つで、ものの収納とあわせて、展示・装飾の機能を持っているものを指します。

家具そのものだけでなく、見栄えのよいグッズなどを置いて、総合的な雰囲気を室内の装飾に活かすことができるのが特徴です。

使用する目的としては、収納よりディスプレイに重点を置いたものもあれば、収納中心でディスプレイ機能が付属したものもあります。

名称としては、どちらかというとディスプレイを中心にした家具を飾り棚と呼ぶのが一般的です。

しかし、飾り棚として利用できる家具の選択肢は豊富にあり、自宅の環境や目的にあうスタイルを選ぶことができます。

飾り棚として利用できる収納家具の種類と特徴

ここでは、飾り棚として利用できる収納家具に、どのような種類や特徴があるかを紹介します。

収納家具にはさまざまな名称がありますが、必ずしも厳密なカテゴリ分けがされているわけではありません。

たとえば、ラックと呼ばれるもののなかには、シェルフに該当する家具があるなど、複数の名称を持つタイプも存在します。

家具の種類や特徴を知っておくと、自宅にぴったりの飾り棚を探すための適切な絞り込みができるでしょう。

シェルフ

シェルフは本来「棚」の意味を持つ語で、家具としては、棚の上に収納ができる構造になっています。

一枚板だけのタイプや複数の棚板から成り立っているタイプがあり、あえて扉を付けていないものが大多数です。

直接壁に設置できるウォールシェルフや、棚が複数重なっていても開放感のあるオープンシェルフ、本に特化したブックシェルフなどがあります。

棚の上がオープンになっているため、見せる収納や装飾の役割が大きい家具です。

特に、ディスプレイ用として使われることの多いウォールシェルフは、飾り棚の名称でも呼ばれています。

飾り棚 タナプラス飾り棚 ゼロ
飾り棚/置き床飾り棚 一輪挿し

ラック

ラックは元々「台」の意味を持つ語で、扉がないスタイルではあるものの、収納物を支えるという実用的な意味合いが強い家具です。

家具の機能としては、棚の上に置ける構造もあれば、フックやポールなどに掛ける構造もあります。

金属製のスチールラックやワイヤーラック、目的を特化したシューズラックやレンジラック、マガジンラックなど、種類は多彩です。

なかでも、棚構造が中心のラックは、シェルフと呼ばれるものもあり、飾り棚として活用することができます。

キャビネット

キャビネットは、箱型になっている収納家具のことで、内部に引き出しや棚を備えています。

古くは西洋での貴重品を飾る小部屋を指す語で、歴史が進むにつれて、扉付きの小さな家具を意味する言葉へと変化しました。

現在では、扉なしの箱型収納も含まれています。

扉なしのオープンキャビネットや扉がガラス製のキャビネットは、家具のなかを飾り棚として活用することが可能です。

特にガラス面の多いコレクションケースは、ディスプレイの役割に特化したキャビネットです。

また、扉付きでなかが見えないキャビネットも、高さによっては天板を飾り棚として利用できます。

サイドボード

リビングボードやカップボードなど、ボードと呼ばれている家具のなかでも、比較的背の低いタイプがサイドボードです。

サイドボードは、元々食事をするテーブルの脇に置いて、食器の収納用として利用されていました。

そのため、横長で背が低いという特徴があり、幅広い用途に使われるようになった現在でも、その特徴に変わりはありません。

したがって、サイドボードの天板は、座った姿勢からの目線に対してちょうどよい高さになり、飾り棚としてディスプレイに使うと効果的です。

チェスト

チェストは、箱型になっている家具のなかでも、引き出し収納がメインになっているタイプです。

基本的には、日本でタンスとして使われてきたものと同様の形状をしており、洋風をチェスト、和風をタンスと呼ぶこともあります。

収納物をホコリや汚れから守りつつ、整理して保管するのに向いている家具で、衣服や下着、ファッション用の小物などに使われるのが一般的です。

チェストの上部も、サイドボードと同じく、飾り棚として活用できます。

コンソールテーブル

コンソールテーブルは、食事や仕事に使う一般的なテーブルとは異なり、装飾用の家具としてスリムな形をしています。

コンソールは「棚受け」という意味で、元々は棚受け付きのウォールシェルフのような形で、壁に設置するものを指していました。

現在のコンソールテーブルは、壁際に置く飾り棚として、脚付きのタイプが主流となっています。

デザイン性の高い商品が多く、空間に高級感やおしゃれな雰囲気を出せるのが特徴です。

コンソールテーブル

自宅の家具に飾り棚を選ぶときの注目ポイント

自宅に置く家具として納得できる飾り棚を選ぶためには、注目すべきポイントがあります。

主なポイントは、以下の4つです。

  • インテリアやほかの家具と調和する飾り棚を選ぶ
  • 目的やスペースに合わせて飾り棚のタイプを選ぶ
  • スペースやディスプレイに対しバランスのよいサイズを選ぶ
  • 耐荷重が十分あることを確認して選ぶ

以下で、各ポイントの詳細を見ていきましょう。

インテリアやほかの家具と調和する飾り棚を選ぶ

飾り棚として新しい家具を取り入れるのなら、インテリアやほかの家具と調和しやすい製品を選びましょう。

注目したいのは、飾り棚のデザインや素材、色合いです。

たとえば、モダンでシックな部屋なら、硬質感のある金属製の飾り棚、北欧テイストの部屋なら、温かみのある木製の飾り棚を設置すると、調和した印象になります。

また、色合いも、室内の床材や壁材、家具と似たものを選ぶと、統一感が出るのでおすすめです。

飾り棚が空間全体の雰囲気になじんでこそ、ディスプレイがおしゃれに映え、インテリア性の向上につながります。

目的やスペースに合わせて飾り棚のタイプを選ぶ

飾り棚に利用できる家具にはさまざまなタイプがあるので、自分の目的や設置するスペースに合うものを検討しましょう。

シンプルにディスプレイだけを目的とするのなら、ウォールシェルフやコンソールテーブルなどが適しています。

十分な収納スペースのある家具を希望する場合は、ラックやキャビネット類を探すのがおすすめです。

また、設置するスペースを明確に決めておくと、壁に直接取り付けるタイプがよいか、床に据え置くタイプがよいかを判断しやすくなります。

事前に目的や場所をはっきりさせておくことで、飾り棚選びの失敗は避けられます。

スペースやディスプレイに対しバランスのよいサイズを選ぶ

家具のタイプが決まったら、次に確認しておきたいポイントは、サイズ感です。

飾り棚のサイズは、設置するスペースやディスプレイとのバランスを考えて、決定しましょう。

部屋や空間に対し、あまりに大きい飾り棚を選ぶと、圧迫感が生じたり、通行しにくくなったりします。

逆にスペースに対して飾り棚が小さいと、せっかくのディスプレイを目立たせることができません。

ディスプレイしたいグッズを心に決めているのなら、グッズとのバランスを考慮しておくことも大切です。

設置するスペースやディスプレイ、検討中の飾り棚のサイズは、具体的な数字でチェックすることをおすすめします。

耐荷重が十分あることを確認して選ぶ

気に入ったデザインの家具が見つかったとしても、忘れてはいけないチェックポイントが耐荷重です。

ディスプレイや収納したいものに対し、飾り棚の耐荷重が不足していると、思わぬ事故が発生してしまうかもしれません。

特に、壁掛けの飾り棚の場合、荷重を支える部分が限られているため、載せるものの重量を想定内に収めることが大事です。

事前にディスプレイや収納の計画を立てておき、重量を十分にカバーできる飾り棚を選ぶと、安心して使用できます。

おしゃれな家具でインテリアをセンスアップ!おすすめの飾り棚5選

飾り棚として使える家具や、選ぶポイントの知識を得たところで、実際に家庭に導入する飾り棚を検討していきましょう。

ここでは、株式会社イオリスペースで製作している、木製のおしゃれな飾り棚を5点紹介します。

壁掛け飾り棚タナプラス110ホワイト

タナプラス110ホワイトは、玄関やリビング、キッチンなど、どのようなスペースにもなじみやすいシンプルな飾り棚です。

棚板や支えには、無垢材だからこそ活きる繊細なカーブを付けており、寂しい印象の空間もナチュラルにおしゃれ感をアップできます。

ホワイトモデルは、明るい色合いの国産シナ材を用いており、ディスプレイを軽やかな雰囲気にまとめられるのが特徴です。

耐荷重が10kgと十分あるので、本や小物の収納家具としても活用できます。

ウォールシェルフ&一輪挿し 【I shelf アイシェルフ ゼロ ウォールナット】

幅30cmとコンパクトなサイズでも、変化のあるデザインが人の目を引き付ける飾り棚です。

棚板が細く薄くなっている右側には、試験管をセットできるように細工しています。

一輪挿しを兼ねた小さな家具は、季節の草花を飾ったり、かわいらしいオブジェを置いたりして、ちょっとした空間を彩るのにぴったりのアイテムです。

素材には、家具やフローリングにもよく使われているウォールナット材を使用しています。

高級感と品のある佇まいが魅力的です。

コンソールテーブル(フォー)

玄関などの限られたスペースにスマートに置ける、4本脚タイプのコンソールテーブルです。

天板には濃いブラウンのウォールナット材、脚などのベースにはやや赤みのあるブラウンのクルミ材を使用しています。

素材の色合いの違いや繊細なカーブが美しい家具で、品のよさと安らぎを感じるような空間づくりに役立てられます。

お気に入りの小物や観葉植物を載せて飾り棚として使うのはもちろん、サイドテーブルとして利用してもすてきです。

壁掛け飾り棚ライン50クルミゼロ モデル

廊下や階段下など、狭いスペースにも設置しやすいスリムな飾り棚です。

奥行きが5cmなので、通行の邪魔になることもありません。

棚の手前には溝を付けているので、美しい写真やイラスト作品をそのまま壁に立てかけるだけで、手軽に飾れます。

クルミの無垢材を加工して仕上げており、小さくてもインテリアのアクセントとして効果の高い家具です。

設置には細いピン3本を使い、壁に大きなキズを付けないので、賃貸の部屋にもおすすめです。

置き床/飾り棚 KURITOKO80

床近くのスペースに床の間のような空間をつくり、飾り棚として使えるユニークな家具です。

床の間のない現代風の和室や、リビング、玄関などに置いて、個性あふれるディスプレイをしたい方に向いています。

上から見ると舟の舳先のような趣ある形をしており、右向きにも左向きにも設置可能です。

素材は木目の美しいクリ材で、年を経るごとに濃さを増す色合いの変化も楽しめます。

家具を使って空間をよりおしゃれに!飾り棚の場所ごとの活用方法

飾り棚は、設置する場所に応じた活用方法を取ると、より魅力的な空間づくりや利便性の向上が実現できます。

以下の表で、部屋や場所別に、飾り棚としての活用例を紹介するので、参考にしてください。

場所 活用方法
リビング ・絵画や思い出の写真、オブジェ、観葉植物などのディスプレイに活用
・家族がくつろいだり、ゲストをもてなしたりするのに心地よい空間を演出
・趣味に関するグッズや本などで、個性を表現すると、ゲストの会話を広げるきっかけにもなる
玄関 ・アート作品や観葉植物、花などのディスプレイに活用
・インパクトや華やかさ、季節感のある空間づくりで、おもてなしの心を表現
・外出用の小物の収納家具として活用すると、忘れ物防止や時間短縮にもつながり、便利
キッチン ・調理道具や調味料の収納家具として、実用的な活用とディスプレイを兼ねる
・見栄えのよいブランドやシリーズで揃えると、おしゃれ感が増す
・コーヒー用の道具や食器を並べて、カフェのような雰囲気にするのもおすすめ
トイレ・洗面所 ・壁掛けタイプの飾り棚の利用で、ストック品や小物などを衛生的に収納できる
・生活感が出やすいものは、バスケットにまとめておくと、見た目がすっきりする
・アロマグッズのほか、小さな多肉植物やハイドロカルチャーなどを飾るのもおすすめ
寝室 ・家族やペットの写真、間接照明を置いて、リラックスできる空間づくりに活用
・鏡を立てかけると、ドレッサー感覚で使えるスペースを設けられる
・就寝前にスマートフォンや眼鏡を置く収納家具として使うのもおすすめ

空間装飾が得意な家具!飾り棚でインテリア性をアップさせよう

本記事では、飾り棚として空間の装飾に使える、さまざまな家具の種類と特徴、選び方で意識したいポイントやおすすめの商品を紹介しました。

設置したいスペースに対し、相性のよいデザインや適切なタイプの飾り棚を選ぶと、どこかもの足りなかったインテリアもセンスアップさせることができます。

飾り棚の検討時には、サイズや耐荷重の確認を怠らないことも大切です。

イオリスペースでは、飾り棚を中心とした木製家具や小物を製作・販売しています。

国内外の無垢材を丸太から加工した家具は、どのようなインテリアにもなじみやすいのが特徴です。

記事でピックアップした5点のほかにも、多彩なタイプの家具を製作しているので、ぜひお気に入りを見つけてください。

飾り棚家具

Posted by iori